滋賀でドライブをすると、「思ったより渋滞が長い」「合流が怖い」「夕方にヒヤッとした」など、地域毎に“起きやすいトラブル”の傾向が変わります。
実際、滋賀県内の交通事故は年によって増減があり、令和7年は発生件数2,782件・死者54人・負傷者3,361人が公表されています(滋賀県警資料)。
この記事では、公式統計を根拠に「滋賀ドライブでトラブルが多い種類・パターン」をランキング形式で整理し、地域毎(エリア別)・年齢別・男女別の対策まで、初心者にもわかる形でまとめます。
※ランキングの“件数”は、事故類型の内訳が詳しい交通年鑑(令和6年)をベースにし、死亡事故の特徴は最新公表(令和7年12月末)の傾向も併記します。
滋賀は琵琶湖を中心に、南北の移動・京阪神や中京、北陸方面への通過交通も重なる“交通の結節点”です。
そのため、生活道路の交差点リスクと、幹線道路・バイパス・高速道路の流れの速さが同居し、トラブルの種類が分散しやすい構造があります。
さらに、死亡事故の特徴に注目すると、令和7年は歩行中19人、自動車運転中14人など「状態別」の偏りが示されています。
時間帯では18~20時が多いことも公表されており、薄暮~夜間の視認性低下が“地域毎の危険ポイント”を増幅させます。
情報:
- 滋賀県警「グラフで見る交通事故発生状況(令和7年12月末)」
- 滋賀県警「令和7年中の交通事故発生状況等」 (滋賀県公式ウェブサイト)
情報(件数の根拠):滋賀県警 交通年鑑「滋賀の交通2024(令和6年)」
ランキング(令和6年の事故類型件数ベース)
- 追突(その他)…836件
低速~中速域での不注意・車間不足が積み重なるタイプ。 - 出会い頭…781件
生活道路・交差点での“一時停止の甘さ”が典型。 - 車両相互のその他…176件
車線変更・合流・判断遅れなど、複合要因が多い枠。 - 右折直進(右折時の対向直進等)…119件
- 追突(進行中)…112件
- 左折時(巻き込み含む)…109件
- 横断歩道横断中(歩行者)…102件
- 正面衝突…95件
- 人対車両のその他…89件
横断歩道外横断、飛び出し等が混在しやすい。 - 背面通行中(歩行者)…44件
補足:死亡事故の“型”は、令和7年の公表では人対車両18人、車両単独15人などが示され、軽微な接触よりも「歩行者」「単独」「正面」など重篤化しやすいパターンが目立ちます。
よくあるパターン
- 渋滞の最後尾に気付くのが遅れる
- 前車の減速に合わせられずブレーキが遅れる
- ナビ操作・同乗者対応で視線が外れる
対策(初心者向け)
- “前の前”まで見る(2台先の動きで早めに減速)
- 車間は「速度に比例して長く」を徹底
- 渋滞が出やすい時間帯は休憩を先に確保(焦りを消す)
よくあるパターン
- 一時停止線の手前で減速→そのまま侵入
- 左右確認が“顔だけ”で、車体が出てから視界が確保される
- 優先道路側の速度を過小評価
対策
- 一時停止は「完全停止→左右→もう一度左右」
- 見通しが悪い交差点は“徐行で二段階進入”
- 夜間・雨天は相手のライトを先に探す
対策
- 夕方はライトを“早め”に点灯(自車の存在を先に知らせる)
- 横断歩道手前は「歩行者がいない前提」を捨てる
- 対向車のライトで歩行者が消える“逆光状態”を想定
根拠:歩行中19人など状態別・時間帯別の公表。
滋賀のエリア区分は、観光・行政資料でも「湖北・湖東・東近江・甲賀・湖南・大津・高島」などで整理されています。(滋賀県公式ウェブサイト)
一次情報:滋賀県資料(PDF)「湖北・湖東・東近江・甲賀・湖南・大津・高島のエリア区分」 (滋賀県公式ウェブサイト)
大津エリア(大津周辺)
- 傾向:交通量が多く、交差点・合流・渋滞末尾で追突が起きやすい
- 対策:右折待ち・車線変更前の“早めの意思表示”(ウインカーは早く長く)
湖南エリア(草津・守山・栗東・野洲など)
- 傾向:幹線+商業施設の出入口で、急な車線変更・右左折が増える
- 対策:出入口付近は速度を落とし、左右からの割り込みを前提に車間確保
甲賀エリア(甲賀方面)
- 傾向:中速域の流れが続き、漫然運転→追突・単独が起きやすい
- 対策:2時間以内に休憩を固定(眠気・注意散漫を仕組みで潰す)
湖東・東近江エリア(彦根・近江八幡・東近江など)
- 傾向:交差点の右折直進、出会い頭の“判断遅れ”が混ざりやすい
- 対策:右折は「青でも待つ」判断(対向直進の速度を高めに見積もる)
湖北エリア(長浜・米原など)
- 傾向:冬期は積雪・凍結でスリップ系トラブル、通行止めも起こり得る
- 対策:冬用タイヤ・チェーン携行、最新の道路情報確認を出発前に必須化
- 国交省は降雪時に国道161号などで通行止めを実施する旨を発表しています。(国土交通省 近畿地方整備局)
高島(湖西)エリア
- 傾向:湖岸区間は景色が良く“注意が外れる”、速度差・単独事故リスクが上がる
- 対策:写真撮影や休憩は必ず安全な場所へ(路肩停車・急減速をしない)
令和7年の死亡事故では、65歳以上が28人と大きな割合を占め、次いで50代7人、60~64歳6人、16~24歳5人などの内訳が公表されています。
また、高齢者(65歳以上)の事故についても、件数・死者数の資料が別途示されています。
16~24歳:スピード感覚と“夜”のリスク管理
- 起きやすいトラブル:追突、出会い頭、夜間の判断ミス
- 対策:同乗者対応・音量・スマホ操作を“運転前に固定”、夜間は速度を1段落とす
25~64歳:通勤・用事運転で「急ぐ」が最大の敵
- 起きやすいトラブル:追突、右折直進、車線変更系
- 対策:到着時刻ではなく“出発時刻”を前倒し(焦りを消すのが事故対策)
65歳以上:歩行者・自転車との関係が事故の重さを左右
- 起きやすいトラブル:横断歩道の見落とし、単独(操作ミス)、夕方の視認性低下
- 対策:薄暮前点灯、交差点は「停止線で止まっても、もう一段止まる」
内閣府の交通安全白書では、交通事故死者の「年齢層別・状態別・男女別」を分析し、歩行中の占める割合が(16~24歳を除き)男性より女性の方が高い傾向を示しています。(内閣府ホームページ)
また高齢歩行者の死亡事故が増えやすい点も整理されています。(内閣府ホームページ)
滋賀ドライブでの活かし方(実務的な対策)
- 「誰が歩いているか」ではなく「歩行者が見えにくい場面」を潰す
- 夕方は“見落としやすい”前提で、横断歩道前はアクセルを戻す
- 歩行者側の反射材・明るい服装も重要(家族の外出対策として共有)
出発前(5分でできる)
- 道路情報提供システム(国土交通省)で通行止め・規制を確認 (road-info-prvs.mlit.go.jp)
- JARTIC(日本道路交通情報センター)で渋滞・事故情報を確認 (jartic.or.jp)
- 高速利用なら iHighway中日本 も併用 (C-ihighway)
- 滋賀県警の犯罪発生マップ・交通事故発生マップで“地域毎の傾向”を掴む (滋賀県公式ウェブサイト)
走行中(トラブルを減らす運転の型)
- 追突対策:車間+2台先注視
- 出会い頭対策:一時停止は二段階、見通し悪ければ徐行で再確認
- 夕方対策:早め点灯、横断歩道手前はアクセルオフ
- 同乗者がいる場合:会話の盛り上がりは“直線で”、交差点前は静かに
冬道・大雪(湖北・湖西で特に重要)
国交省は降雪等に伴い国道161号などで通行止めを実施する旨を発表しており、予防的通行止めの可能性にも注意喚起があります。(国土交通省 近畿地方整備局)
- 冬用タイヤは「早め交換」
- チェーンは“携行”だけでなく装着練習
- 食料・水・防寒具・モバイルバッテリーを積む(渋滞滞留対策)
もしものとき(事故・故障)
- 安全な場所へ退避→ハザード→三角表示板(または停止表示灯)
- けが人がいれば119、危険があれば110
- 写真は“二次事故の危険がない場所”で、車両位置・信号・路面状況を記録
滋賀ドライブでトラブルが多い種類は、統計上は追突と出会い頭が突出し、次いで右折直進や左折時など交差点由来のパターンが続きます。
一方、死亡事故の特徴では歩行中や車両単独など重篤化しやすい型が目立ち、夕方(18~20時)や薄暮の対策が欠かせません。
地域毎に道路の性格が変わる滋賀では、「いつ・どこで・どの型が多いか」を先に知り、**情報確認(道路・渋滞・事故マップ)→運転の型(車間・一時停止・早め点灯)**に落とすのが、最短で効く対策です。(滋賀県公式ウェブサイト)
Q&A(よくある質問)
Q1. 滋賀ドライブでトラブルが多いのは、結局どの種類ですか?
A. 統計(令和6年)では、事故類型の件数として追突(その他)と出会い頭が特に多く、公表されています。まずは車間と交差点の止まり方を“型”として固めるのが有効です。
Q2. 地域毎に危ないポイントを手早く知る方法はありますか?
A. 滋賀県警の犯罪発生マップ・交通事故発生マップを確認すると、県内の発生傾向を把握しやすくなります。出発前にチェックするだけでも、運転の注意配分が変わります。 (滋賀県公式ウェブサイト)
Q3. 年齢別で特に注意すべきことは?
A. 最新の死亡事故公表(令和7年)では65歳以上が大きな割合を占めています。家族ドライブなら、薄暮前点灯や横断歩道前の減速など“見落とし対策”を全員で共有するのが効果的です。
Q4. 男女別の違いは、運転対策にどう活かせばいいですか?
A. 白書では歩行中の割合などに男女差の傾向が示されていますが、対策は「個人差」より「見えにくい場面」を潰すのが実務的です。夕方・夜間の横断歩道、対向車ライトの逆光など“場面固定”で対策すると再現性が上がります。(内閣府ホームページ)
Q5. 冬の滋賀(湖北・湖西)で必ずやるべきことは?
A. 降雪時は国道161号などで通行止めが実施されることがあり、予防的通行止めの可能性も示されています。出発前の道路情報確認(国交省・JARTIC)と、冬用タイヤ・チェーン携行を“セット”で徹底してください。(国土交通省 近畿地方整備局)

